るるびっち

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジのるるびっちのレビュー・感想・評価

3.2
友情の話。
喧嘩別れして、互いに相手が必要だと気づく主人公エディとヴェノム。

では敵役はどうか。
敵役クレタスには、そもそも恋人のシュリークが居る。
クレタスとカーネイジがタッグを組んでいる時は良いが、シュリークが加わると三角関係になりこじれる。
それを端的に表しているのが、シュリークの超音波だ。
音に弱いカーネイジはそれを嫌い、彼女が邪魔になる。

裏返せばエディとヴェノムのBLカップルにも、アンは邪魔な存在だ。
だからアンとは上手くいかない。
しかしシュリークと違い、アンはヴェノムを理解しているので復縁は可能だろう。

エディが、ヴェノム無しだとダメなのは解る。
ヴェノムも、エディ以外の人間では耐久力が無いので具合が悪い。
だが最後は、他の人間と上手く融合できているので、エディは不要にも思える。
友情を推すなら、エディ以外の体では成立しない所を際立たせないといけない。結構、浮気可能じゃないか。
つまり、エディはヴェノム以外はダメだが、
ヴェノム側はエディ以外に、女の体でもやっていけるのだ。
BLの危機である。嫉妬するのはエディだけになりそうだ。
女性型のシンビオートを入れて、もっと三角関係・四角関係をやってみたら良い。それ位しか、この話は広がりがなさそうだから。
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