すいかのたね

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

予告で「虐殺が始まるぞ!」ってのを押しつつ、ウディハレルソンも結構イカれてそうな役っぽく感じ…これは面白くなりそうだぞ!と思いましたが案外普通でした。

お話し部分
ほぼエディとヴェノムがあーだのこーだので痴話喧嘩することに終始します。これはこれで良いんですけれども本当に痴話喧嘩の域を出ずかつ非常に長い…その上何となく謝れば許しちゃうという…本当に毒にも薬にもならない主軸でちょっと長すぎ感がありました。
でもまあ終盤の戦闘で「俺らは調和してる、残虐な守護者だ!」でシンクロしたのは良かったです…でもそれ引き出すだけならもう少し短くてもいいんじゃと思ってしまった。このイチャつきをどう捉えるかで評価が変わる気がします。
カーネイジ側も…話やキャラクターがあるようであんまりない。ウディハレルソンのキャラも本当に「ちょっと可哀そうな面はあるけどただのイカれた殺人鬼」でしかなく、カリスマ性も感じない…ファンとかいるか?って思ってしまいました。正直悪役としては魅力が薄かったです。

アクション部分
アクションはそもそもヴェノムの戦闘シーンはあんまり無し、カーネイジのシーンは多いですが、無差別に殺してる感は薄く、虐殺って程の印象はありませんでした。まあここはヴェノムの作品の方向性が多少マイルドってことで仕方ないのでしょうが…。
終盤の戦闘はそれなりに見ごたえはありますが、ヴェノムは基本歯が立たないので爽快感は薄め。ヴェノム対カーネイジはもう少し小分けにしてバトルして欲しかったかなと思いました。…そういえば「赤はダメだ!」って何がダメだったのだろう、確かに強くはあったけど…?

おまけ映像
これが本編ってくらい「おおっ!」ってなってしまった笑。エディとヴェノムのキャラ自体は非常に良いと思うので、これは嬉しいです。

予告が面白そうだったのでかなり期待していたのですが…結構無難で期待よりは下回ってしまったイメージです。
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