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海の男のlemmonのレビュー・感想・評価

海の男(1949年製作の映画)
4.3
こりゃ、リチャードウィドマーク、カッコ良すぎやせんか😆。兄貴肌の魅力が静かに爆発。


主要キャストは3人。
ひとりは捕鯨船長である祖父を尊敬する孫。
彼は両親を失っている。勉強はできないが船長を目指す思いは人一倍ある。
ふたりめは祖父。足を悪くし、引退の時期が迫る船長。堅物で年相応に頑固。
さんにんめは、引退の迫る祖父を助けるよう言われた船員。祖父からは反発されるもの、孫からは慕われる。


海上シーンの迫力に、さんにんの人間ドラマが重なる。これはよかったなあ。

孫演じるはディーンストックウェル。この時代のあからさまな子役演技でなくとても素晴らしい👏。観たことあるなあと思ったら「緑色の髪の少年」😆。晩年まで活躍も納得。
そして祖父はライオネルバリモア。あーいるだけで画面が締まる。いやーな役所も、表面的な部分だけでは終わらせない。役への説得力は流石。


で、ウィドマークよ!!子役と相性良し👌。
兄貴!!と呼びたくなる。
事情により心を殺して子供との距離を取ったり、あー、優しさだけじゃないことをよくわかっている。その辛さ。


はあ〜、面白かった😳。
大好きな「我は海の子」を想い出す。
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