アノ

海の男のアノのレビュー・感想・評価

海の男(1949年製作の映画)
3.5
リチャード・ウィドマークもディーン・ストックウェルも上手すぎ!ライオネル・バリモアと諍いを起こしたストックウェルを叱咤するウィドマークの感情、何も凄いことをしていないように見えるがこうも心震わされるものか。直前のバリモアを非難するストックウェルの幼さすぎない激情にも感心する。
氷塊と激突した船のスペクタクルも中々。大掛かりなセットの迫力を十二分に演出できている。
ディーン・ストックウェルが無理に卒業するくだりをアホくさく撮ってしまうのはいただけない。本気で泣かせる実力かギャグにする感性のどちらかが必要に思う。
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