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寛解の連続のstudiomuのレビュー・感想・評価

寛解の連続(2019年製作の映画)
4.0
かっつんハンパない
曲を生み出すのに命を削っている

「自分には音楽しかない」
音楽人はみんな口を揃えてそう言うけど実際に行動が伴ってるやつなんてほとんどいない
みんなそれしかないとうそぶいて、偉そうなこと言って、気づいたらもういなくなってる
金、人間関係、仕事、将来、そんなのステージ上の数分の奇跡に比べたらゴミカスやって、みんなそう思ってるって思ってたけど、気づいたらほとんどの人がいなくなってる

「おかん俺こんなんなるおもわんかったわ ごめんな もう俺夢だけやねん ドキドキするんは 夢だけやねん」

音楽と完全に同期する人間性
何ひとつ自分の音楽に対して嘘をつかないということ
生み出すことは自分の心をえぐるほど苦しい
ここまで壮絶なのかということを映し出してる映画

108barsがもう好きじゃないとかっつんは言うけど、受け取り手でしかない僕からしたらそれはとても大切な曲で、今でも聴くたび心を揺さぶられる
何度でも揺さぶられる
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