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河の恋人のmingoのレビュー・感想・評価

河の恋人(2006年製作の映画)
3.3
トークを聞くと凝りすぎて意図が鑑賞者に伝わっていないだけでなく、頭の中に描いたビジュアルが徐々にアウトプットできるようになってきてそれの行き着いた先が「春原さん」に繋がっていることが分かる。一貫していて潔いが長回しが心地良いにまだ達していない。これを一回観ただけで見抜いた樋口さんの眼も凄い。

トークメモ2022.3.30

オーディトリウムで一回上映した。
樋口さんが特集もやろうって言ってくれた。和田清人さんは助監督。ほとんどレールショットでドリー押す係をやってた。16年前の映画だけど繋がっているところが多いんだなと、存在しない人からの眼差しなど。雨のシーンのおじさんが春原さんにも出ている。暴力的に回想が入るんだなと。回想にはしたくないというのがあって、物語上戻るんだけど戻ってない時間の行き来を考えていた。赤犬だったまつもとあきらさんが音を逆再生でやってくれた。トウコとナツミと演劇部、ワークショップで出会った人たち。世田谷パブリックシアターのスタッフをやってて彼女たちが小さい頃に出会ってて彼女たちをしっかり記録したいと言っていた。公園で自転車5人乗りは可能なのか試した。熊切和嘉さんの助監督として準備をしててちょっと一回休んで良いですかと一年休みをもらって現場で考えていたこととかをスクリーンを目指していた、もうレールしか無いとなった。今のカメラマン飯岡さんが「ものすごい濃い液体をゆっくり注射で入れられた」と言っていたのが印象的。脚本書いて場所を探す、唯一その通りにやった。順撮り。ラストの喫茶店、エリセのエルスールの丸パクリ。コンコン窓をノックする。写真(本作)と手紙(エルスール)。照明が大変で照明応援。春原さんだと主人公がバスケをしてる庭の家はどの映画にも出てくるが理由は。「縁側に腰掛けている」時間に何かあるかもなって毎回出している。録音の黄さん、17分ワンカット、腕プルプルしながら頑張っていた。映画に出たい欲が全く無い役者たち、トウコは主演以外なら良いと言われた…人が泣くときは伏せるんじゃなくて上に向くんだなと、10分くらい泣き止まなかった。コロナ禍で家の郵便ポストで家の前の道通って良いですか?と熱心な先生から描き手紙がはいってて、良いですよと返事したらその学校で映画のワークショップすることになったらそこにトウコのお母さんが働いていた。今はトウコさんは育児をしているとのこと。濱口さんもこの頃てんこうさんよく使っている。濱口さんは無事に帰国の便乗りましたとのこと。
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