理想の家族。
田舎で静かに暮らす迅の元に、突然元彼の渚が子連れで来襲。戸惑う迅をよそに、妻と別居中の渚は、そのまま娘の空と共に迅の家に居候し、村にも溶け込んでいく。ところが迅が二人を受け入れた矢先、渚の妻が空を連れ戻しにやってくる。
ゲイというより家族について考えさせられるホームドラマ。何より宮沢氷魚がイケメンすぎるのと、空ちゃんが可愛すぎてそれだけで最高。
前半、渚のあまりの自分勝手すぎる行動にイライラしすぎて見るのやめようかと思いましたが、妻の登場あたりから見入ってしまって、終盤泣きました。ちょっと都合が良過ぎるというか、出てくる人たちが全員神レベルで良い人すぎて現実味が足りませんが、映画なのでむしろこれくらいでちょうど良かったかもしれません。
迅と渚はゲイという理由でいろいろ苦労してきたんだと思われますが、妻も社会で必死に戦ってきた。頑張ってない人なんていないのです。3人のパパとママに大事に育てられる空ちゃんは、きっとすごく良い子に育つんだろうなと思える、とても良い終わり方でした。
戸田恵子はやっぱ格が違うなと思いました。
