劇場にて。最初は間延びしてるな、と思ったけれど、すぐに回収。恋愛ものというよりも、相手を大事にすること、相手の気持ちを考えること、もやもやとしていた自分の気持ちの奥底にある大切なものを見つけることが主軸のお話。人間関係ってそうだよね、相手のせいであり自分のせいでもある。４人で暮らせたらいいね、という純粋な答えが、ラストシーンに詰まっていた気がして胸がぎゅうってなった。
もし、自分のパートナーがそうだったとしたら、と考えたけれど、私だったら逆にごめん、私が幸せを感じれば感じるほど相手は苦しくなっていたんだよねと思うと、騙されたとは思えず、きっとそこまでもせめられないだろうなぁ、と思ってしまった。そこだけは共感できず。
好きになってはいけないひとなんていないけれど、好きになったらたくさんの壁があるひとはいるんだよね。本当は、なくてもよい壁だったりすることも。
最後、奥さんがひおくんとだけに一つだけ秘密を打ち明けたこと、二人には言えないけどあなたなら言えると思えたことがひとつでもあったこと。この状況を納得したとは言えないけれど、この関係が少し良い方向に進んだ気がしてふわっと笑えた。
