"誰もいない部屋" (2019)
>誰もいない部屋を見ることは、誰にもできない
そうであったかもしれない現実は
そうでなかった現実を映している
そうでなかったはずの現実は
そうであったはずの現実を映している
そこに部屋はあるけど
そこに部屋があるだけ
私が見せている社会的な顔から
あなたが感じている私の顔まで
心はいつも曖昧
日々は淡々と映し出され
断片は内と外の境界線を観せてくれる
平凡な日常を飛び越えるのも悪くない
映画の中に作家がいる
そして
あなたがいる