映画好きの柴犬

KCIA 南山の部長たちの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
3.9
ほとんどヤクザもの

 1979年の朴正煕大統領がNo.2である諜報機関KCIA部長によって暗殺された事件を題材にフィクションを交えながら描く、ポリティカルサスペンス。

 政治モノなのに、ほとんどノワールというかマフィアものというか、しかもそれが実話ベースっていうのが、ほんとに韓国の政治の闇は底が知れない。そのくせ、それをこんなに見事なエンタメに昇華してしまうんだから、これまた末恐ろしい。

 終始死んだ目なのに焦りが伝わるイ・ビョンホンの演技が、笑うに笑えない(褒めてる)。