シルク

KCIA 南山の部長たちのシルクのレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
4.4

フィクションとは謳っているが。
かなり事実に基づいての内容だと思う。

朴正煕大統領暗殺事件。
1979年、たった43年前の事だ。
娘の朴槿惠元大統領も健在なのだから。

朴正煕大統領、KCIA本部長、二人は当時共に命を賭け軍事クーデター、革命を起こし政権を掴んだ同志だったが。
長くトップに立つと、私利私欲、派閥、人間不信やら国を治める人間は、身近の目先しか見えてなくなってしまうものなのかぁ。

韓国元KCIA部長が、アメリカ議会に腐敗した自国、韓国政権の内情を告発した事から始まる。

皆さんのレビューにもありましたが、史実に基づいているので結末事態は知ってるものの、サスペンス要素、マフィア映画のような流れでハラハラしたり
緊張感、臨場感たっぷりな音楽がとても良かった。

朴正煕大統領に似せたあの耳👂
イ・ソンミン似てたなぁ。
後半、彼の暴走振りには驚かされた。

イ・ビョンホン!この人の演技力の高さを
これでもかと魅せつけられた!
感情を押し殺した静かな演技と、哀愁感と苦悩、最後は高揚感たっぷりの激しい演技とそして…又苦悩…。
この人の目線となり感情移入して物語に引き込まれた感じになった。

《君のそばに私がいる…好きなようにしろ》
悪魔の囁きのような台詞で人を操る。
怖いなぁ。
時代背景のセットや衣装も良い、韓国の太鼓の民俗舞踊、もっと見ていたい!^_^


テンポ良く私としては
ぼんやりとしか知らない事件だっただけに観れて良かった!
監督さんは、事件当時8歳だ^_^
そして、あのマッサ!(マッコリのサイダー割り)配分が大事なんだと!
試したくなった^_^
ラスト、全斗煥元大統領が…

エンドロールに、実際の映像。
シルク

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