わんだーうぉーる

KCIA 南山の部長たちのわんだーうぉーるのレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
4.5
2022年165本目。

ソン・ガンホ作品を何本か観て、韓国映画に少しハマってた頃。この作品もかなり骨太な感じで、観終わった後は疲れてた。

~~ストーリーなど~~

1979年に韓国の朴正煕大統領が中央情報部部長キム・ジェギュに暗殺された実話を基に映画化した実録サスペンス。金忠植(キム・チュンシク)によるノンフィクション「実録KCIA『南山と呼ばれた男たち』」を原作に、「インサイダーズ 内部者たち」のウ・ミンホ監督がメガホンをとった。

1979年10月26日、大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。事件発生の40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクは亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で、韓国大統領の腐敗を告発した。激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長はアメリカへ渡り、かつての友人でもあるヨンガクに接触を図るが……。

愛国心と野心との間で揺れ動くキム部長をイ・ビョンホンが熱演。共演に「目撃者」のイ・ソンミン、「哭声 コクソン」のクァク・ドウォン。

※映画.com(https://eiga.com/movie/93972/)より

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多分初めての『イ・ビョンホン』作品。
(木村拓哉の『HERO』は観てたか...。)

韓国芸能事情を殆ど知らない自分のような人間でも『名前と顔を知ってる俳優』。つまりそれは所謂スーパースターということなのだろうが、圧倒的な存在感に、遅ればせながら衝撃を受けた。

韓国の歴史上かなり重要な事件とされる『朴正煕大統領暗殺事件』。笑える箇所など皆無で、終始高い緊張感。韓国政界の闇は、なんかとんでもねえ。日本って幸せな国なんだなあと感じてしまった。

ただ、日本の作品と比べてのレベルの違いを見せつけられたというか...。こういう作品、日本じゃきっと創れないよなあ。『新聞記者』のような作品のもっとキツめのヤツ、観てみたい。

観て、大満足でした。
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