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KCIA 南山の部長たちのnkimのレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
3.8
【繰り返された軍事政権、多くの国民犠牲の末ようやく手にした民主主義】

「批判的な側面も多いが、一国の未来を変える為には、様々な犠牲が必要な時もある。朴正煕大統領が日韓国交正常化しなければ、現在の民主主義や近代化は無かったかもしれない。時代が過ぎて分かる事もある。」と韓国の友人が話していた事を、頭の片隅におきながら鑑賞。

右派左派の支持層が半々くらいの韓国、きっとまだ激動の歴史真っ只中。急激な経済成長を手に取るように感じるそう。(ちょっと羨ましくもある)

時の権力者の暗殺事件を、こんなに詳しく撮れるのか。軍事政権....平成生まれの私には、遠い昔の出来事のようだが、同世代の韓国人には親世代の話。正しく理解するには、ほかの資料や本を読む必要もあるだろう。

いつの時代もリーダーの私欲に翻弄される国民たちは、なんだか他人事のようにも思えず、、

同じ時代の、世界各国はどのような社会情勢だったんだろう。街はどんなかんじだったのだろう。見終わるとそんなことを勉強したくなった。
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