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KCIA 南山の部長たちのlinenのネタバレレビュー・内容・結末

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

日本人で得したな、と思った映画(「あの頃はよかった」を聞けて)(時代背景考えるとちょっとあれなんですけど)

主役のキム部長(イ・ビョンホン)が立場も精神的にもどんどん追い詰められる話。顔がどんどん死んでいく。雨に濡れながら自分が誘われない飲み会を盗聴する情けなさよ、あまりにも可哀想

そしてキム部長が愛憎を向ける大統領(イソンミン)のキャラが、ただの悪人じゃなくて、少し哀愁や人情味をくすぐるところがあって、ズルいなぁ…と思う。暗殺する前に、17年前に自分が言ったことをスラスラと言える大統領、殺せるか…?と思ってしまう(キム部長はそこを超えたようですが)
嫉妬、執着、失望、愛、忠誠、過去の輝かしい思い出、わずかばかりの大義を感じた映画でした
なので、暗殺する時、もっと情念を感じたかったな、とちょっと思いました

個人的なことですが、この映画にハマってマッコリサイダーとシーバスリーガルを飲むようになってしまった…
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