チッコーネ

潜入のチッコーネのレビュー・感想・評価

潜入(2006年製作の映画)
3.0
どういう経緯なのかわからないが、本国公開後、15年を経て日本公開に至った作品。
ふっくらとしておでこを出していないファン・ジョンミンのいい表情をいっぱい堪能可能、しかし演出はシリアスでなくコメディ。
90年代が舞台だが、ポール・トーマス・アンダーソンあたりの70年代回顧作品を彷彿とさせるポップな作風で音楽はFUNK調、スプリット画面も頻繁に登場する。
またカーアクション場面がふんだんに挿入される娯楽作品だった。
登場人物が全体的に腐っているところはノワール的だが、その意味で最も健闘しているのは意外にも女優のチュ・ジャヒョン。
暗視カメラ撮影のグロいキメセク濡れ場に対応し、天晴な女優魂を見せつける。