ビッグスターが出演しているからといって、必ずしも見応えある良作ばかりではない・・というお手本のような作品。
ファン・ジョンミンの名前に釣られてレンタルしてみたが、オープニングタイトルから10分くらいで、作品の善し悪しってある程度分かるもんだな。演出が絶妙にダサくて、シーン替わりにベタなワイプ手法を使ってる映画なんて久々に見た。
ファン・ジョンミン演じる刑事にも、リュ・スンボム演じる麻薬密売人にも、韓国ノワール作品であることを前提にしても全く共感できない、色々と脚本的に破綻している本作。
でもって、無駄に暴力描写だけは多いという、個人的には一番苦手な作風。
製作は2006年なのにコロナ禍の2021年まで日本での上映がお蔵入りになっていたのも、何となく理由が分かる。