シンとはいうものの思ったよりも保守的、でもそこがよかったと感じる
私は小さい頃にウルトラマンを見ていたようなのだが流石に物心つかないころなのでほぼ何が好きで見ていたのかは覚えていません
そこでキネマ旬報を買ってみたら一作目のウルトラマンについていろいろと解説がありいい前提知識で挑みました
一作目ウルトラマンはそれまでの勧善懲悪ものの特撮と異なりウルトラマンが宇宙人、怪獣、人間の間に挟まる話になっているとありました
これはシンウルトラマンの終盤に問われるセリフからも今作でも根本的に描きたいのはそこなんだろうと感じました
ちなみに同じセリフがウルトラマンでも言われるみたいですね
キネマ旬報のなかでウルトラマンの造形に関する解説があり、作品への造詣を深めさせてくれました
ぜひご一読してみてください
全体的な感想で言えば監督や企画脚本の御方たちのなかのウルトラマンがおそらく神に近いものにあたり、今作はシン・ゴジラに比べるとかなり保守的な作品です
そのため少々物足りなさを感じるのですがおそらく監督たちのウルトラマンとはなにかを表現したように感じる作品でしたのでむしろ全く知らない私からしたら新鮮で深い作品なのだとウルトラマンシリーズ全体に対しての興味がわきましたね