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シン・ウルトラマンのkazu1961のレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.3
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-235
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋 タイトルロゴの「空想特撮映画」の表記と過去映像を交えたオープニングをみただけでグッときました!!庵野・樋口の“ウルトラマン”=『シン・ウルトラマン』やっぱり賛否両論の評価に分かれていますね(笑)。

🖋私自身はオリジナルの『ウルトラマン』を小学生時代にリアリタイムで観て、ハマりにハマった世代。当たり前にウルトラマンのソフビ人形で遊んでいた世代です。そんな「ウルトラマン』をリスペクトする庵野・樋口の手によってこの令和の時代にバージョンアップされて観られることだけでも熱い想いが込み上げてきます。 さらにこの日本のカルチャーを次世代に残していく大切な役割を担った作品だと思います。

🖋オリジナルの『ウルトラマン』のデザイン・設定・演出・音楽に最大限リスペクトを払いふんだんにオマージュを入れ込まれているので『ウルトラマン』ファンにはたまらない作品で、それがCGで描かれることにより現在の映画になった!!という感じです。そのリスペクトぶりは細部に観ていて感じる部分が多くあります。

🖋時代は現在ですが、禍威獣や外星人と日本レベルで戦うのですが、被害は???戦っているのはウルトラマンの周辺だけという、この辺りはまさしくオリジナルのムード(笑)。でもCGで表現されたウルトラマンはとても美しく神々しくすら思えます。良く知ってるキャラクター、メフィラス星人やゼットンなどの造形もほんと美しいです!!アクションレベルも当然上がり現代的なリアリティも感じられます。

🖋しかしながらやっぱりオリジナルの『ウルトラマン』のみを期待すると少し違和感を感じる部分もあります。それはやはり本作は庵野ワールドであること。やはり“シン”であるが所以、エヴァワールドなんですね。そして表現面でも長澤まさみの登場部分でハラスメント的な表現を感じたり、台詞回しであったり、これはやっぱり庵野のアニメワールドの延長だからですね。この辺りが観る方のスタンスで賛否両論分かれるのではないでしょうか。。。個人的にはこの部分も好きなんですが。

🖋個人的には幾多のオマージュで想いに浸ることが出来たこと、しかもそれを庵野ワールドで。さらに静かに人類にも兵器として見られ、光の国からはルールを破った者としての位置にいるウルトラマンの孤独を見事に描いているところが胸にズンと来たこと。やはり映画として面白い作品だったと思います。

🖋“空想と浪漫。そして、友情。”人間が生きていく上で大切またなものを再確認させられました!!

🖋それにしても劇場が私みたいなおじさんでいっぱいなのにはちょっと引きましたが。。。(笑)

😌Story:(参考: 公式サイト)
次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍威獣特設対策室専従班】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立班長・田村君男(西島秀俊)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)、非粒子物理学者・滝明久(有岡大貴)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)が選ばれ、任務に当たっていた。禍威獣の危機がせまる中、
大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。
禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、神永とバディを組むことに。浅見による報告書に書かれていたのは・・・【ウルトラマン(仮称)、正体不明】。

🔸Database🔸
・邦題 :『シン・ウルトラマン』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2022
・日本公開 : 2022/05/13
・上映時間 : 112分
・受賞 : ※※※
・監督 : 樋口真嗣
・脚本 : 庵野秀明
・原作 : ※※※
・撮影 : 市川修、鈴木啓造
・音楽 : 宮内國郎、鷺巣詩郎
・出演 : 斎藤工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、田中哲司、西島秀俊、山本耕史、岩松了、長塚圭史、嶋田久作、益岡徹、山崎一、和田聰宏

🔸Overview (参考:映画. com )🔸
日本を代表するSF特撮ヒーロー「ウルトラマン」を、「シン・ゴジラ」の庵野秀明と樋口真嗣のタッグで新たに映画化。庵野が企画・脚本、樋口が監督を務め、世界観を現代社会に置き換えて再構築した。「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる。主人公・神永新二を斎藤工、その相棒となる浅見弘子を長澤まさみが演じ、西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司らが共演。劇中に登場するウルトラマンのデザインは、「ウルトラQ」「ウルトラマン」などの美術監督として同シリーズの世界観構築に多大な功績を残した成田亨が1983年に描いた絵画「真実と正義と美の化身」がコンセプトとなっている。

2022/日本
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