シン・ウルトラマンのKCのネタバレレビュー・内容・結末

・初めのタイトルロゴが出る段階でテンションがアップし、ウルトラQオマージュで既にこの世界では怪獣が出ることが当たり前になっていることをスマートに表していてとても良かったです。
・初めてウルトラマンが登場する場面は、銀の巨人でみんながイメージする姿と違い、驚きを与えていてとても良かったです。ここは、まだ神永の姿から変身していないため、いつもの赤のラインが入っているのとは違うのかなと思いました。ウルトラマンコスモスでも、一体化していたい時と一体化している時でウルトラマンの姿が変わることはしていたので、意外と平成ウルトラマンとも関係してくるのかと思いながら見ていました。
・ウルトラマンの戦いでは、一番ザラブとの戦いが良かったです。変身後、浅見を手でキャッチするところはとてもハラハラしましたし、ウルトラマンと浅見が顔を合わせるシーンがとても良かったです。その後のザラブとの戦いは、BGMも相まってより気持ちが上がりました。光線を受け空に飛ぶザラブの絵は最高でしたし、偽ウルトラマンを殴って痛がるウルトラマンは元のウルトラマンでもあったので、そこオマージュしてくるのかと思いました。
・おそらくみんな大好き山本耕史メフィラス。笑うだけで胡散草全開。割り勘でいいか、ウルトラマン。そして、私の好きな言葉です。この二つは真似したくなる。このメフィラスは、元のメフィラスよりも良かったのではないでしょうか？
メフィラスとウルトラマンの話している場面がすべてが最高。この二人の会話シーンだけでずっと見ていられる。ブランコを漕ぐメフィラスに対し、動かないウルトラマン。酒・食事をずっとしているメフィラスに対し、全く食事しないウルトラマン。静と動の絵がとても描かれているなと思いました。
・最後のゼットンも、まさかゾーフィが仕向けたものとは。ゼットンのフォルムは、エヴァ味があるなと感じましたが、人類を滅亡させる（もはや太陽系を破壊するとか言っていた）展開はウルトラマンコスモスvsウルトラマンジャスティスのデラシオンかよと思いました。ウルトラマンとゼットンが戦っている構図もとてもこの映画に似ていました。そして、ゼットンを倒し、異空間に迷い込むシーンは、ウルトラマンダイナ第51話と同じかよと思いました。