のき

シン・ウルトラマンののきのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

監督のやりたいこと詰め込んだだけの作品。ウルトラマン観にきたファンとしては、どこで変身するのか楽しみにしてるのに、序盤にぬるっと出てきちゃうし、予告編で感じたワクワク感がまったくなかった。
演技や演出であえて特撮オマージュのチープさを出してたのかもしれないけど、それ以前にウルトラマンの動きも攻撃もくそダサいし、怪獣の攻撃全然効かなくてチートだし、グーパン一発で怪獣倒しちゃうし、最後はただのエヴァだし、気に入らないところだらけだった。長澤まさみが巨人化したところで完全に心折れた。ただの巨人女フェチじゃん。

ハリウッド版ゴジラのキングギドラとか、ジュラシックパークのティラノサウルスとか、ファンが一番楽しみにしてるシーンをピークにもっていくような演出が皆無で、「ウルトラマンの世界をこう描いてみました」をただ観せられただけ感。

怪獣騒動が日常茶飯事なのはわかるけど、地球防衛軍の4人が緊張感無さすぎて、国家の危機なのに怪獣みて「やっかいなやつだ」しか言わないのがすげー違和感。あんな部隊が現場で指揮取ってたら士気下がるだけやろ、とか冷静に思ってしまったし、笑いのシーンとしても中途半端で全然好きじゃなかった。

脚本としては面白い部分もあったから、先入観なしに観ればもう少し楽しめたのかもしれないけど、期待値高かった分、個人的にはここ最近で観た中で一番ひどかった。
わかる人だけわかる要素が多すぎるシンシリーズ、個人的にあんま好きじゃないかも。

山本耕史のメフィラス星人はとてもよかった。
のき

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