Tai

シン・ウルトラマンのTaiのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.7
『ウルトラマン』の物語+αをギュッッとまとめた『シン・ウルトラマン』

ついに公開されましたね!『シン・ゴジラ』に続き庵野&樋口コンビによる『シン・ウルトラマン』!
樋口監督に対してエンドロールに登場する〝庵野秀明〟の多さよ笑

そのビジュアルを見て「ウルトラマン」と答えられない日本人がいるのか?という程に超メジャーなヒーローなわけですが、そんな初代ウルトラマンの物語を綺麗にまとめ上げた作品となってました( ´∀`)b

元の『ウルトラマン』を観ていたし好き!という人にはニヤリとしてしまうだろうネタ満載ですね◎
その辺りは原作への博識さが素晴らしかったです。
音楽や効果音が完璧すぎますね!シチュエーションが違ってもしっかり当て込めているのがニヤリでした(*´∀`*)

ただ、個人的に1本の映画としては感動!とまではいかなかったかなと…
物語をギュッッとしすぎててダイジェスト感が出ていたのは、まあ仕方ないとして、とにかくカット割が観てて疲れたちゃいましたね(;´Д`A
元々インタビューでカット割へのこだわりを語っていた庵野さん。ウルトラマンシリーズとは切っても切り離せない実相寺アングルへの意識もあってであろうカメラアングルが本作では、とにかく多いんですよね。
基本的に面白い構図と繋ぎなので好きな人はかなり惹きつけられると思います。私も実際、冒頭は楽しんで観てました。
しかし、大きなスクリーンで見る対象が限定される構図な上に、次から次へと様変わりするので、常時それだと目が…目と脳が…疲れ…た…となりました_(:3」z)_

これは完全に好みだと思います。ラーメンの好みくらい分かれるとおもいます()
これはTVやタブレットなら気にならないかもなんで、また確認で観てみたいかもですね。

あと『シン・ゴジラ』製作発表よりも前に『巨神兵東京に現る』を観た時、その特撮熱を目の当たりにして、本当に感動したんですよね。
巨神兵が出てきていながらも、特撮展で公開されていたということもあって、その背景にはゴジラやウルトラマンをしっかり感じて、ミニチュアとCGのバランスに、10分という短さでも大迫力でした。

今回の『シン・ウルトラマン』では映像こそ美しいものの、全体的にCGが多く、またそれが〝実物ではできないレベル〟という訳でもなかったので、イマイチ迫力に欠ける気がしましたね。
色々と期待しすぎてたのかなー(・ω・`)

庵野さんの〝好き〟を注ぎ込んで遊び心に振り切った作品!という感じですかね(*´∀`*)b


来年公開予定の『シン・仮面ライダー』はシン・シリーズ(?)としては初の樋口監督抜きによる、庵野監督としての作品!
実写映画の監督としては15年ぶりくらいですかね。これまでの特撮作品を経験した庵野監督がどんな仮面ライダーを見せてくれるのか楽しみです٩( ᐛ )و
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