き、気味が悪い……。気味が悪すぎるこの巨人…………。
観たこともない特撮であり、なおかつ濃厚なSF作品でもある。そんな映画だ、シン・ウルトラマン。
これはめちゃくちゃ人を選ぶぞ……オタクのオタクによるオタクのための映画だ……。
でも私はすげえ楽しめたよ。
明らかに人間の理解の範疇を超えた『この星にいちゃいけない』存在として怪獣や外星人、挙句光の巨人までそうと描くことき終始徹底しててとても良かった。
一番最初のコンセプトアート見てから、ずっとこの構図が観たかったのよ……。
よりリアルな世界のウルトラマン、妙な気分になる。
メフィラス星人あたりの流れとかすっっっっっごいSFしてて本当にもう大好き。文明外から持ち込まれた超技術を前に右往左往する人類の滑稽な姿。まさかこんなSFが観られると思わんて。
物語としての感想だと、もっと人間模様が見たかったな!
この作品は『ウルトラマンと人類』の物語であって、人々の物語ではなかったな。シン・ゴジラと一番違ったのはそこでしょう。
とはいえ面白かった!観たいものは観られたので満足。