麻原

シン・ウルトラマンの麻原のネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

父がドンピシャウルトラマン世代で、私も幼い頃に、父がブラウン管テレビとビデオデッキで録画したものを、理解はしていないがただ眺めるだけの「見る」をしていた。
敵の怪獣がやたら怖かったな〜ぐらいしか覚えていない。

そんな私でも知っているかの有名な、赤い背景にグーパンチみたいなポーズでウルトラマンが登場するシーンが使用されているのが印象的だった。

冒頭の、足早に色々な怪獣が紹介されるシーンが興味深かった。いつのまにこんなに襲撃されてたんや日本。
父が言うには、原作から改変されているシーンや設定も多く、現代に合わせてきているんだなぁと思ったのはスマホの普及による正体バレなど。

人間を守ってくれる地球外ヒーローが実際に現れたとて、外交や政治的理由で手放しには喜べないんだな…と、子供の頃には一才考えつきもしなかった感想が出た。

この映画は子供向きではない。もっと大爆発して、もっと闘うのかと思っていた。説明的なシーンや大人の取引的なシーンが思っていたよりかなり多く、自分の中でのウルトラマンに対する「子供向けの特撮ヒーロー物」というイメージが覆された。
原作ではウルトラマンはゼットンに負けるらしい話を父から聞き、結局は力を合わせた人間が最強なんだという話なのかなと解釈した。そう思うと素晴らしい作品だな、などと。

メフィラスやゾフィが自治厨なのではなくて、リピアがド変態だということは後から理解した。それでも人間にドハマりしちゃったリピアはかわいいと思う。人類ってちいかわなんだな。どこでそんなにハマったの?

父が「シン・ウルトラマン・セブンが作られたら
ぜひ見に行きたい」と言っていたので、懐かしさを感じられるという点で良かったのかな〜と思う。


エンディング曲が・・・良い・・・一気に格好良さが出る・・・米津さん大好きなんですけどそれ抜きにしても良かった・・・。
麻原

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