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シン・ウルトラマンのtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

3回目の観戦、専門用語やSFの設定に気を取られることが減ったせいか&禍特対のキャラクター達の癖に慣れたせいか? 前回、前々回より絵面に集中できて自然に楽しめました。(それでもシンゴジラ同様、メインの女性キャラクターの演出には違和感は残りますね)

☆外星人が悪徳ビジネスマンや詐欺師よろしく口が達者なのとは対照的に無口で何を考えているのかわからないウルトラマン、良く言えば神秘的、、極限まで進化した超未来のお坊さんかな?。。禍威獣は生物兵器で誰にも愛されない存在で悲しきモンスターで切ないね。
☆ネットに上がった情報を自由に消したいのは庵野さん有名人の思いがあるかも笑。
☆妙に落ち着き払っていて、禍特対の室長や神永を手助けした元同僚の男が何か怪しい?もしかして、古から地球に住みだした外星人の末裔だったりして、、実はとんでもない超昔に光の星の先祖が地球人と関係を持っていて、その末裔が私たちで、その血統のおかげで地球人はウルトラマン化できた&リピアは日本人を好きになる運命だった、、なんて勝手に妄想しました。

☆テレビ版の最終回「さらばウルトラマン」も同時の上映2本立てでした。
(もちろん子供の頃に再放送を3回以上は観ていたと思う、今更令和のスクリーンで観させていただけるとは嬉しい限りです。)
・ムラマツキャップ、アラシ、イデ、ハヤタ、フジ、博士、皆好演!軽やかさと生真面目さの同居、素晴らしいです。
・科特隊本部のテーブルに一つ残ったアキコ隊員のヘルメットが危機感を盛り上げてる。
・ゼットンは言わずもがな、異星人の造形(ケムール人?)怖いし地味に凄い。
・カラータイマーはデザイナーにとって必要なかった、しかし、製作側からは必要と判断した。 テレビという限られた時間でサスペンスを盛り上げるため、ウルトラマンの戦う時間に制限かけて製作費を節約するため、理由が諸説あるようです。 つまり1人の才能では、あの世界は生まれなかった、複数の天才達で作られたからこそ、今観てもやはり魅力があり、面白いのでしょう。 改めてテレビ版を観てカラータイマー必要じゃんって思うのでした、壊れたカラータイマーが痛々しく衝撃的でトラウマ級な最終回でした。(サランラップのようなもので包まれたタイマーを見て子供の頃感じた痛みが蘇りました。)
・ウルトラマンを倒したゼットンを呆気なく倒す新兵器の登場、命を持っているゾフィーのおかげでハヤタ隊員が復活等々、子供の私にとってドラマのご都合主義の初体験だった気がします笑(最終回だから許される、、)それでも魅力的な世界です。(最近はトップガンでも超ご都合主義を楽しみました。)
・ラストにハヤタ隊員は1話の事故から最終話まで記憶が無い事がわかる、SF感ありますね、このセンスオブワンダーも初体験かも。

☆次回作ウルトラセブンにて益々進化、洗練されてゆくウルトラワールドなのでした、続け!シンウルトラセブンもしくは帰ってきたシンウルトラマン期待してます庵野監督!!
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