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シン・ウルトラマンのakのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.3

シンゴジが面白かったので。ウルトラマン的な知識としては、3分しか戦えないしかない人間が観ました。

細かいところはよく分からないですが、観終わって「面白かった」と噛み締めていたので、それが答えなんだと自分の中で決めることにしました。きちんと空想と浪漫で、そして友情がありました。始まってすぐの浴びせられる情報量を感じた時は、「微妙かもしれない」と思い、それが正直少し続いたんですが、起承転結の承の部分に入ってから盛り上がっていく感じがあり、中盤は思わず「頑張れウルトラマン…!」と応援している自分がいました。

禍特対の面子も、良い意味で仕事仲間として個々の仕事をしていて、かつ信頼も信用もしているのがよく伝わり、やっぱり神永さん扮する斎藤さんの立ち振る舞いが良かったです。冒頭で?となる疑問が、なるほど!と解けてからは、それを踏まえてもう一度観たいなと思わせてくれる作品でした。

最後があっさりし過ぎている気はしましたが、あれぐらいの方が現実感があっていいのかもしれない、と思うと腑に落ちたので、ウルトラマンが分からない人間でも充分楽しめました!
そして良かったなあと思った矢先に流れるM八七が、また作品の解像度を上げてくれつつのエンドロールなので、久々に主題歌込みでの映画だなと思えました。
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