シン・ウルトラマンのhuttenのレビュー・感想・評価

多分”シンゴジラ”を求めていた人には物足りなかっただろう。”怪獣”という課題に対してどう対処していくか「あーでもない、こーでもない」と内政や国際社会といったしがらみ等も乗り越えた苦心の末のカタルシスがあったシンゴジラであったが、このシン・ウルトラマンでは結局の所、答えをウルトラマンから授かりウルトラマンが解決するといった従来のヒーローものと大差がない。

ウルトラマンを知らない世代にはこういう感じだったんだよとサラッと雰囲気を感じてもらい、ウルトラマンの世代には現代風にしたらこんな感じじゃない？とオタク話をするような作品であまりハードコアで”シン”な作風に意図的にしなかったのではと思う所存である。