このレビューはネタバレを含みます
今回は辛口です。
どうしても期待したから気持ち的にシン・ゴジラとの比較になってしまうが
兎に角風呂敷を広げ過ぎのように思う。
ゴジラ→人、国、ゴジラ、地球
ウルトラマン→人、国、怪獣、地球、外星人✖️2、異星✖️2、ウルトラマン、ウルトラマンの星、
登場要素の数がこれだけ違うのだから、同じような動機付けや人間ドラマを入れていたらこうなるよ。
カット割がくどかった。
→そこの席の人がいないのはもうわかった。といいたい。
余計な説明セリフが多かった。
→映画だから映像で伝わるのに全部説明。演技の意味…。
見所は予告編
→よくある予告で良いシーンのほとんど使ってるパターン
設定に共感できない。
→深い物語を作ろうとして結果的にゴチャゴチャと浅くなっちゃってる。
ウルトラマンはもう少し無機質な存在で良いのでは。
人間とウルトラマンの融合を色で表現していると言われれば合点が行くが、3分タイマー残して欲しかった。
怪獣の存在は環境破壊のたまもの。現代人の罪と罰
そんな中、戦略的に地球を手に入れようと(見せかけだけの)平和的交渉、同盟を色んな外星人が政府に持ち掛ける。
日本政府も地球で強い国になるべく交渉に乗るが…?
そのうち外星人はカイジュウでは無い!
差別用語だ!とか謎団体が言い出しそうなリアルな世界観。
ゼットンは怪獣どころかステーション型破壊兵器として登場する。
しかしそれを見たいかといえば少なくとも私はそうでは無かった。
シン・ウルトラマンなのだから
人類とウルトラマンが信頼関係を築くまでに留めた方が続編も期待できて良かったのでは。と思ってしまう。
まさみの巨大化は本当に必要だったのか。
そもそもその技術はこの物語に必要だったのか。
たくみがウルトラマンになってからも誰にも気付かれずに仕事出来てたのはなぜ。
結果ごちゃごちゃした感想になってしまったが、結局何を1番に表現したかったのか分かりにくいということ。
考察のしがいもない。
一方で
役者もいい、美術もいい、主題歌もいい。
昔の演出も差し込まれていて、やっぱりワクワクと嬉しくなる。
いい要素は揃っていたと思う。
昔どっかの遊園地で乗ったアトラクション(大画面で椅子が動くやつ)の方がウルトラマンは格段にカッコよかった。