akihiko810

シン・ウルトラマンのakihiko810のレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.7
樋口真嗣監督。庵野脚本。初代ウルトラマンのリブート。

次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人!

楽しめたは楽しめた。…のだが…、とどうしても歯切れの悪い感想になってしまうが。
初代ウルトラは、世代ではないのだけど、小学生の時に夏休みに放映していたので全部見た。面白かった。
そして、大傑作だった「シンゴジラ」。
庵野によるウルトラマンのリブートなら、どうしても、(思い出補正含めた)初代ウルトラとシンゴジラと、比較してしまうことになるのだが…。

まず、ウルトラマンの対決シーン。たしかに迫力はあって楽しめた。だが、フルCGのせいか、重厚感というか、体重が軽い感じがどうしてもしてしまった。実写でスーツアクター使ってやったほうが、体重ののった戦闘シーンになったような気がする。
そして禍特対のシーン。全体的に間延びしていて、緊迫感のあったシンゴジラに比べたら、足元にも及ばないと思った。

とはいえ、ウルトラマンの戦闘シーンは「わかってる」樋口によるものなので、楽しめた。
ただ、やはり初代ウルトラ、シンゴジラを観た時の興奮はなかったように思える。期待を越えてくることは、残念ながらなかったと言う他ない。
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