Yuki

ゴッホとヘレーネの森 クレラー・ミュラー美術館の至宝のYukiのレビュー・感想・評価

3.7

ゴッホが無名の時にゴッホの価値を見出したへレーネはすごい。。
そして、自然の中に無駄なものひとつない真っ白な部屋の美術館を作るのが本当によくわかっておられる、、、って思う。ゴッホ独特の鮮やかな色遣い、様々な自然の景色が一番効果的に楽しめるよね。

ディティールも映され、解説もついてて、程よくドラマチックで、美術館に行ってるような気分。

あくまでもドキュメンタリー調。映し出された作品をシンプルに楽しめて、専門的だったり新たな視点も得られてよかった。

わざとらしい2カメの目線キリッ(?)はご愛嬌ですね。

ゴッホってやっぱり特別だよなー。自分のフィルターを通して自然を見て、描いて、葛藤と向き合って表現して、後にも先にも誰にも成し得ないものを残したなーって、本当にすごい。

ゴッホを初めて見たのは2017年の「ボストン展」で、それから2019年にはティッセンボルネミッサ、オルセーに行って、日本のゴッホ展や損保美術館にも行って、去年はメトロポリタン、MoMA、ナショナルギャラリー、、もうゴッホに取り憑かれてるから、この映画でも見たことのある作品を沢山見られた。

あ!あれだってなる体験も面白かった。

ゴッホで印象的なのはやっぱりオルセー🇫🇷の「自画像」かなー。他の自画像とは明らかに筆使いが違って、対面した時に圧倒された。背景の明るい渦を巻くグリーン?も不思議な世界に引き込む。
あとは、MoMAの「星月夜」あれはパッと目をチカチカさせるような筆使いと色なのに夜景という不思議。静けさと激しさを感じたし、ギャラリーも圧倒的に多くて印象に残った。
「ローヌ川の星月夜」のような落ち着いた絵も好き、じゃがいもを食べる人の絵もなんか不気味で印象的

あとは「タンギー爺さん」や浮世絵を真似した絵も見たいなあ、あともちろん、夜のカフェテラス!!

長くなりましたがー、、

序盤で明らかな字幕の誤植を見つけてしまった、、、字幕のまちがい発見は二度目、意外とあるもんなんですね。

2年後くらいにアムステルダム(オランダ)⇄ウィーン(オーストリア)の旅行に行きたいなーって結構ガチで思った。
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