映画を家で落ち着いて観れる環境が整ったためひさびさレビュー。
味方に作戦中止の指令を届けるという大きな目的を軸に展開していくストーリー。
鑑賞後に全編ワンカットとなるように撮影されていたことを知ったが、確かになかだるみする部分がなく、邦題の「走れ」の通り、気付けば終盤まで駆け抜けていた。
これがたった一日のできごとと考えるとその濃さに驚く。
派手な戦闘シーンはないものの、死と隣合わせである様子や、疲弊しながらも作戦を全うしなければならない状況に戦争のリアルさを感じた。
そのうえで不謹慎かもしれないが、無人の戦場を死体を横目に進むシーンや川に飛び込んで花の中を流れるシーンなど、たびたび「きれいだな」と感じた。
特にクライマックスでは戦場を横切って走る非現実的な光景に、命を賭ける勢いや、戦友の思いをのせる熱を感じて体が熱くなった。
レビューをつけずに映画を観ることが増え、ながら鑑賞が癖づいていたことを反省。
今年は、面白い作品にもっと入り込んで、最大限に楽しもう！
