おばけシューター

1917 命をかけた伝令のおばけシューターのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.3
想像以上によかった!いや、めっちゃ好き!
お帽子ヘルメットが可愛いぞ!(ブロディヘルメットっていうらしいです。イスラエル市民防衛隊では現役!)

戦争映画は見分けがつかないとこがあまり好きでなく(すみません…)、観てない有名作品がたくさんある中でアマプラから土曜までだよとせっつかれて鑑賞!良いとは聞いていたが…

全編ワンカット風でスムーズに、だが突拍子もなく風景が変わるところが、2時間弱のミュージックビデオ(ほとんど音楽はないが)、あるいはオープンワールドのRPGのマップを横断するような体験。戦場のロケーション巡りと言っては不謹慎ですが、各地の画がどれも良い。

冒頭と中間、ラストのアレを使った対比構造が特別美しく、土埃と塹壕ばかりの本編中で、緑や白色が映える映える!中間のあの花のカットは最早夢想的で、この二人が死んだのかと思った(笑)
そしてその後の川での、日本人には馴染み深い例の風景。これがまた素晴らしか!
薬莢山盛りのカット、調べたら第一次世界大戦を象徴する光景のようですね。使われた弾薬数がこれまでにないほど多く、あの感じに近い写真がwikiにも載ってました.
画面いっぱいに燃える教会もすごい。その後の展開とリンクしていてさらにハッとする。

監督曰く「誇張でなく普段の50倍リハーサルした」。でしょうね!!
ジョージマッケイら出演者たちの努力も並々ならぬことは想像に難くありません。ラストのセリヌンティウスと抱擁するシーン(ネタバレ防止のため走れメロスで例えました)のやりとげた感動にそれらが寄与していることは間違いなし!

アマプラは今日で終わりですが、入れ替わりでNetflixに来るようです。この切れ目のない構造。この映画を象徴するようですね。

さすがにそれは違いましたね。
すんません。