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1917 命をかけた伝令のMのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
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IMAXで。圧巻。開いた口が塞がらなかった。
分かってる。演技なんだよね。演技なんだけど長回しのせいで主人公と一体化する。静寂、銃声、崩落の音、ぬかるんだ地面の音。

橋の場面ではみんな「ビクゥ!!」てなってた急な銃声怖い...笑


とりあえず主人公の生命力が凄いわ。


映画に入り込むと同時に「どうやって撮影してるんだろう」ってずっと考えてしまった。完全に全編ワンカットではないけどそれでもカット数は少ない(ように見える)。すごい。考えるだけで気の遠くなりそうな撮影。物凄い数のエキストラだったけど、実際はカメラのフレームから消えた瞬間先回りしてるのかなとかセリフ忘れたらしんどいからカンペあったりするのかなとか今フレームから外れた一瞬で血糊用意したのかなとか死体の顔は今白くしたのかなとか浮いてるの全部人形かなとか考えてるだけで面白かった。カメラもどんなふうに動かしてたんだろう。すごい。



ハッピーエンドなのか、そもそも戦争が終わったわけでもないし、「終わり」でもないのか、どんな気持ちになればいいか分からなかったけど、主人公には家族と再会してほしいな。


凄い映像体験でした。
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