ワンカット風で撮られた究極のリアリズム戦争映画。リアルカメラを止めるな。本来であれば命が芽吹く季節だということを強調するためか馬や犬、桜など動植物の死が何度も描かれて、プライベートライアンほどでもないけどグロさがすごかった。英語とフランス語で会話するシーンがちぐはぐで違和感。シク教徒のインド人(トレンチコートがターバンにマッチしてて超かっこよかった)や黒人がたくさん出てきた。最後のエンドロールにアルフレッドメンデスに捧ぐと出てきたけど、サムメンデスのおじいちゃんの話かな。頼りなさそうな表情をした主人公の背景が何も語られず、ひたすら走るだけでとてもミニマルな映画だった。