擬似ワンカットによる、
圧倒的な臨場感が素晴らしかった。
物語性として大きな捻りが
ないにも関わらず、
主人公に寄り添い続ける
ワンカットによって、
アクションゲームを操作するような
没入感が感じられた。
又、寄り添い続ける事によって、
主人公への
感情移入もしやすいと思った。
戦場を駆け巡る場面は、
いつ敵が襲ってくるかという
緊張感に溢れており、
夜の場面では敵も戦火で判別しにくく、
魅せ方の上手さを感じた。
しかし、そんな生々しく戦場を
表現しながらも、
夜の戦火で燃える街は美しかった。
観賞後には、
思わず安堵感に満たされる
戦争映画だった。