このレビューはネタバレを含みます
全編ワンカット長回しによる撮影で話題だった本作をやっと。
個人的な感想から言えば、残念ながら期待は越えず。劇場で観れば違ったのかも?(なんか今夜はダルいので気分の問題かも?)
確かに緊迫感、没入感はあるのだけど、撮影方法にこだわり過ぎた感あり。主人公たちを常に側で見てる第三者の視点なので、かえって没入感を削がれてしまい何度か、”黙って観てないで助けろよ!”って言いたくなった😁
むしろ主人公の2人のうち1人の視点のPOVとして演出したほうが良かったのでは?
とはいえ戦争の惨さ、悲惨さ、恐ろしさはとても良く表現されてたし、ドイツ軍が地下のネズミに残した吊るした袋の中身が、当時流行していたスペイン風邪を敵軍に流行らせるためだと想像してしまい、恐ろしくなった。実際の意図はどうなのだろう?
また、俳優たちの演技は素晴らしかった。主役のジョージ・マッケイは「Marrowbone」同様、鬼気迫る演技。
ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングなど、カメオ的な役なのにそれぞれ印象的。カンバーバッチの口調は特に。
チャレンジ精神もクオリティも評価するけど、もう一度みることあるかは微妙。