『オオカミ狩り』がめっちゃ楽しかったので監督を掘ってみようと思って過去作の中で一番ホラーっぽかったやつを。うーーんまあ楽しかったし、悪魔が家族の誰かに成り代わっているというシチュエーションは子どもの頃の悪夢感あってよかったんだけど、私的には普通だったかな。韓国の普通の家庭の食事風景とかがわかるのは、他国の映画を観る時の面白いところのひとつ。
＝＝＝＝＝以下ネタバレ＝＝＝＝＝
てか隣人関係あった？って思ったら、本当の隣人はあの死体で、元気な隣人は悪魔が化けて出てた姿だったってことね！（他の人の感想見てわかった）
終盤、駆けつけてきた有能神父が現場急行中にやられる展開は『来る』っぽかったけど、神父が悪魔に成り代わってるという成り代わりネタ中の大ボスをやるための仕掛けだったのね。
最後、今までどんな祈祷も決定打にならなかった中で、「悪魔よ私の身に入れ！」という、急に出てきた自分を犠牲にしたドラグスレイブを撃ったらそれは効果があってようやく除霊成功っていうのにはご都合主義感が。あと「今自分に悪魔入ったから私を殺せ！」とかって、お前達の信仰してるのは何教なの？本当にキリスト教なの？ファンタジーに出てくる必殺技魔法でしかなくて、全然カトリックの悪魔祓い感がないんだよな。
どうあってもブロマンス展開にしたい強い意思は『オオカミ狩り』と通ずるところがあって好きかも～。あとあの最後の演出神父生きてると思ったんだけど……。ひとりの青年が異形として新生するみたいな話だったらそれも『オオカミ狩り』なのかもしれん。
