素晴らしい
誰かが言っていたマトリョーシカという言葉がしっくりくる。
映画は基本的に登場人物の物語を追体験するものだと思っているので、自分はSFが好きです(現実逃避できるから)
本作は映画特有の追体験を逆手に取り、感情移入したところでげんじつにもどしたり、さらに奥深いところに突き落としてきたりと揺さぶりがすごかった。
映画館でみてよかった!家だと絶対よそ見してしまって本作の魅力が薄れる。
現実に戻りたいと思っても映画館だと作者にコントロールされるので途中はもう委ねるしかないよね。
内容的にはわかりにくいのかなと初めは思ってたけど、そんな不安を他所に後半は怒涛の展開が繰り広げられる。
前半の物語のわかりにくさが実は本作の重要な追体験の一つになってて、、映画内の妄想と現実の境目が判断つかなくなってきたところが精神疾患に陥る瞬間です。
世界のどこかで誰かを救う映画になること間違いない