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オフィサー・アンド・スパイのkakkoのレビュー・感想・評価

3.6
「オフィサー&スパイ」(2019仏伊) 

 1986年、フランスで起きた反ユダヤ主義に基づく冤罪事件「ドレフュス事件」の歴史映画。史実にほぼ忠実だそうです。ポランスキー監督89歳、まだ撮ってたんだ!字幕翻訳は内田樹氏⁉︎
 ドレフュスが「私は無罪だ!」と叫んだ陸軍士官学校校庭も含め、ほとんど全てパリの街や建造物でロケをしてます。19世紀のパリをたっぷり体感できます。重厚な作りの映画で、最後まで息をつかせません。終わり方は私はやや疑問が残りましたが。
 原題は「J'accuse」=わたしは弾劾する。エミール・ゾラが新聞に掲載した公開状の見出しです。邦題はピンときませんね。ドレフュスはスパイじゃないですから。
 飯田橋ギンレイホール、ビル改築のため11月で閉館だそうです。学生時代よく通ったので、とても名残惜しい。
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