共感できないところはあるが、不幸に見舞われた女性が救われるまでの映画。
息子を誘拐され失踪してしまい、失意のどん底で息子を探し続ける母親が主人公(エレナ)、息子の最後に連絡は海辺だったことから海辺の町で生活をする。
ビーチを散歩すると、どこか息子の「おもかげ」を感じる少年(ジャン)と出会う。
この少年は本当は息子だったとか、里親が養子にしてたとか、そういう想像をしていたが、違った。
おもかげのある男の子を見てたかっただけ、そばにいたかっただけ。
ジャンはエレナに惹かれぐいぐいアプローチをかける。
子供と親くらいの年の差なのに、いいの?と思うし、息子に似てる子を恋愛対象にみてるの?その子とどうなりたいの?とモヤモヤしていたが、
最後のシーンでやっぱ一緒にいたかっただけだったんだと納得。
助けを求められ迎えに行き、ちゃんと親元に送ることで、自分の息子にできなかったことができた。
だから元夫を許せるようになったんだろう。
ストーリー的にはなんで?があるが、彼女の苦しみ、葛藤、悲哀といった心情を感じる映画であった。
またジャン役のジュール・ポリエが美少年!すごく可愛らしい、今後のフランススターとなるような期待もあり!