ぱりぱり

ベイビーティースのぱりぱりのレビュー・感想・評価

ベイビーティース(2019年製作の映画)
3.5
主人公ミラが病を抱えているわけだけど、ある意味ではモーゼスもアナもヘンリーもみんな病んでいる
それでも、自分を哀れに思ったりせずに、必死に楽しく生きようとしていて、強いな〜と思った、そんな強さがほしい

お父さんお母さんがミラがモーゼスに弄ばれるのを心配しつつも、人を好きに思う気持ちが人生にとって最上位に来るくらい大切なものだって思って邪魔しなかったのが素敵
もちろんそれで騙されることだったあるだろうし、傷つくことだって(映画のなかでも)あったけど、でも傷ついたとしてもその気持ちとか経験に価値を見出せるのも素敵だ

深刻な病を患ったことはないけど、本当に日常って過ごしている最中は気づかないけど切り取ればキラキラしていて、そしてそれが突然終わるっていう残酷さも持っているのかな

好奇心の目で見られたら”what you’re looking at??”て1人で対抗して、手が届かない世界にいる好きな人にどんどんアタックしていくミラがやっぱり一番キラキラしてた。
私は今振り返って考えてみれば、好きな人、欲しいものを取りに行く努力って途中で縁がなかったのかなと思って諦めてしまうことが多かったけど、これからはその努力を惜しまないようにしたい
ミラが化粧したりオシャレして、膨らんだ期待に裏切られても、自分1人何やってるんだろうって思わない、相手に振り回されない強さが私にはまだ足りない

モーゼスの特徴ある顔好きだったーー!!