ぐり

異端の鳥のぐりのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
4.5
圧倒的な映像美。
目を背けたくなるような、ハードな描写も多いが、それを凌駕するほどの映像や構図の美しさに目を奪われる。

とあるコミュニティに、ペインティングバード、異端の鳥を見つけると、コミュニティ形成者はそれを異質な存在とみなし、攻撃し排除しようとする。
コミュニティに予測不可能な変化が起こることを恐れるのだろうか。

国や地域によって、概念や認識、価値観は違えど、予測不可能な変化はおしなべて忌み嫌われる。
動物の世界だってそうだ。

これは、何のための反応なのだろうか。
安全性の確保や、ストレスの回避。
これは淘汰されるべき反応なのか、あるいは意味のある必要な反応なのか。

多様性という議題の奥深さに気付かされる。
ぐり

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