ジンロク

ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏のジンロクのレビュー・感想・評価

4.0
普遍的なテーマですよね。
「辺境」とは誰にとっての辺境なのか。そこに「帝国」の人々の傲慢さが読み取れる。その傲慢さを自覚し理解を示す民政官は、ただただ無力。でも辺境の人々は、実は賢くて強い。まさに土地に根付いて暮らしている。
作品を通して、「野蛮」なのは実は「帝国」の大多数の人々だと暴かれていく良作だと思いました。
学んだこと:「鑑賞するのが辛い」「昔の話」では片付けられない事実を突きつけてくる映画。今の時代も継続している問題であることを当事者意識をもって捉えきれなければ、過ちは未来永劫世界の至る所で続いていく。私たちの国も例外ではあり得ない。自覚しておきたい。
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