離婚裁判を進める上で、当事者たちと弁護士の間に気持ちのズレ、温度差が生じて意図せず傷つけ合ってしまう。
クレイマークレイマーでもそんなシーンあった、て思い出したけどおそらく今作のが離婚裁判の実情にかなりフォーカスを当てていた。現代版ですし。
(相手がつけるであろう弁護士達に先に相談して選択肢潰すってアリなの?えげつない…)
二人それぞれにとっての絶対の支え、てのが無く落ち着かず、ヒリヒリするような時間が多かった。
でもお互いを思いやる心、好きだった事、一緒に体験した事実は消えずに残っていて。
それを感じさせるシーンを挟んでくるのでより二人に寄り添いたくなるし、でもやる事が裏目に出て上手くいかなかったりもしてあぁ…ともなるし。
まさに人間を描いてるというか。
喧嘩のシーンの迫力とやるせなさは凄い。
ラストの読むところは泣いちゃうよ…。