このレビューはネタバレを含みます
離婚間近の二人が、離婚調停を得て、離婚をする話。離婚をするのにも、弁護士をたて、裁判をする文化にびっくりもしながら、離婚視点でのやり取りが、結局はどう結婚生活を送るのかにもつながっていたように思えます。
まず、最初は離婚調停をするために、お互いがお互いを褒める文書を作成したところから始まる。が、これはお互いに読まれることがなく、決裂し、別居がスタートをする。
離婚でよく聞く、お互いの些細な食い違いを垣間見ながらストーリーは展開していく。そして、弁護士を介することで、喧嘩の拍車がかかり、最後は大喧嘩に。。。ただ、その最後にお互いが我に返り、お互いがお互いを好きであったことを思い出しているように感じられた。
そして、最後は離婚も成立し、子供の養育権も整理したのだが、そこでニコール（妻）がチャーリー（夫）の靴紐を結んであげる描写がなんとも言えず、良かった。
お互いが好きであって、理解者でもありながら、
よりを戻す（また生活を一緒にする）ことはできない関係であり、離婚を迎えたあとだからできる、平穏な大人の関係だと思いました。
複雑な感情でありながら、理解もでき、
素敵な関係性とも思えるいい作品でした。
