女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーが結婚生活に葛藤を抱え、離婚に向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ。
結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、それまで溜め込んでいた積年の怒りがあらわになり、弁護士をたてて争うことになってしまう。
女優×演出家、妻×夫、母親×父親
職場でも家でも顔を合わせ、子供の前では親の顔をして、一つ屋根の下で1人3役こなすこの夫婦。
近すぎるからこそ傷つける、思ってないことを口にして手が付けられないほどヒートアップして後悔する、そんな夫婦だけど何よりも第一に子供を優先する考えが最優先にあったからなんだかんだLAに移住することになったんだね。
最後はチャーリーが渋々折れたけど、てかもともとはチャーリーが部下と寝たことで離婚に至ってるわけで。
結局みんな自分のことばっかりでニコールも家族のためチャーリーのために自分を削ってきたみたいな言い方したけど、長年の蓄積から怒りを爆発させたあとはLAに住むの一点張りで聞く耳持たずマイペース女だし、チャーリーは自分の仕事が上手くいくことしか考えてない自分勝手男だし、もう破綻する未来しか見えてない夫婦だけど、やり直せる一筋の希望がある終わり方に安堵しました。
ゴタゴタの最悪な離婚劇もどっちかが渋々身を引いて相手の要求飲むしか終わり方はない。
子供の親権争いほど虚しい争いはない。日本ではどんなにイクメン旦那でもよほど育児放棄や法的にアウトな母親の物的証拠がないかぎり男の旦那が親権を取れることはほぼ100%ないです。
ニコールの弁護士が言っていた通り、キリスト教もユダヤ教もトップが聖母マリア様だから子育てといえば母親という考えが根付いているからです。
子供には母親が必要だという刷り込まれた先入観が。怖。
てかチャーリーが腕をナイフで切ったシーンいる？
ニコールが親戚やいとこたちと子供を遊ばせる機会多くない？頻度。
よく言えばお互いの職業をリスペクトし合ってたけど、悪く言えばマウントの取り合いで微妙な同業者同士の結婚って難しそうだね。
