モノローグからはじまり、お互いの好きなところを紹介するシーン。
冒頭からサイコーに面白いです!!!
にやにやくすくす。
笑い声が溢れ柔らかな空気へ一瞬にして映画館が変わります。 これは魔法でしたね!
が、次のシーンで…
人物の配置が三角形だったり、地下鉄のポールを挟み向き合っていたりと、映像からも2人のキョリがみてとれるセンスが光りまくっていました。
弁護士という第三者を介することで、これでもか!という位お互いの傷を深くえぐってくる。
好きなところが嫌いなところへ。
なるべく平和に終わらせたい。離婚協議中でも、普段の2人は仲慎ましいのに、子供の事、仕事の状況、コミュニケーションのずれ弁護士の言う通り行動するも傷は深く深く…
争いたくないという言葉とは裏腹に2人の時では言わなかった事がどんどんエスカレートしていく。
言葉のボクシング大会。あーそれ言っちゃった…
沸点ぎりぎりで、爆発しそうになりながらコントロールし、言い争うアダムドライバーとスカーレットヨハンソンのシーンは圧巻です! あれはアップで撮るのわかる。鳥肌たったなぁ!! 義母を抱き上げた時のアダムドライバーの顔もサイコーです【自然というかアドリブ?かな】 【聞かれないから、自分の好みも忘れた…】切ない台詞でした、これ。
家の前の扉を2人で閉める引き裂かれるシーン
子供の手をお互いが取り合う子供の中和のシーン
映画的部分や、台詞が多かったりもするけど、細かいニュアンスが面白いポイントでした!
そしてそして出てくる人がみなチャーミング。
笑いのトリックが巧みでした!
あんなに笑いの空気に包まれた劇場も最後には涙の音が…
これを機にNetflixユーザーになるかも。
でも、映画館の暗闇でみるのと、家でみるのとでは魔法の違いがはっきりとわかる素敵な映画でした!
12月入ったタイミングで今年のベスト入りますわ!
多分ファスビンダー、マリアブラウンの結婚のポスターが初め、部屋に貼ってあったかと思います。
ramones tシャツ とか小道具もツボでした