幸せを選んだのに悲しい。
ギリギリ息子くんが救われたのか。
主演二人の演技が何よりの見どころ。
喋りながらどっか行ったり画面からは消えて壁しか映ってないけど会話は続いてたり、裁判中に弁護士が喋ってる最中に横で鼻を噛んだり、そういう「映画に必要ないリアル」がリアルで好きだった。
お互いにお互いを知り尽くしてる(もしくはそう思いこんでる)おかげで意思疎通が圧倒的に足りていなくて、でもいざ冷静に話し合おうとするとその意思疎通の足りなさが裏目に出て結局またコミュニケーションが取れないしお互い一方通行だし終いには心にもないこと言って傷付けたもの勝ちみたいになってしまうし。
何をしようとしても二人で一緒に前に進むことはおろか、破壊してくことしかできない二人を見てるのがしんどい。
スカーレットヨハンソンは「ジョジョラビット」でも靴紐を結んでいたのですごい偶然だなと思った。
愛情は靴紐で示せるんですね。
2秒で恋に落ちるなら
2秒で破壊することもできる悲しさ。
