観てよかった。そう思った。
繊細な心情の動きを全体通してナチュラルにストーリーが進んでいる感じ。
簡単には伝えられないそれぞれの空気感や表情がすごく良い魅せ方してる。
主演ふたり良い役者だね、改めて思う。
映画の出だしがすごい好き。ふたりの語りが好み。
アダム・ドライバー側の最初のベテラン弁護士(バツ3のおじいちゃん)がこれだけはやるなよって言ったことを
後々だいたいやっちゃってるのあららーーと思ったけども、弁護士を通して裁判するんは、結局そうなるよね。細かいところの突つき合いだよね。って納得した。
それとスカーレット側の敏腕女弁護士、いちいち服装の主張が目についた。
でも世間でよく言われる男女の見られ方をキリスト教？の聖母マリアと神(=父)に見立てていたお話がなかなか印象的で記憶に残った。
後半のあの罵り合いというか感情のぶつけ合い口喧嘩は、ただ感心していた私がいたかも。
私はあれほど他人に感情的になったことがない(そうなりたくないという意志があるのもある)ので、あれほどぶつかれる人はすごいなと心の底から思う。
それだけもんのすごい心がすり減るのもあるだろうけどね。
やっぱり奥さんからしたら浮気していたことが決定打だったかね。理由みたいの言ってたけど、もう後の祭りだよ。
愛しているのだけど、それだけじゃ続かないことが夫婦だとあるのだろうなあ。
なんだかいろいろ考えた。
テンションが暗いかんじですが、けっこう好きめの作品です！
