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HOKUSAIのharuのレビュー・感想・評価

HOKUSAI(2020年製作の映画)
3.4
2021/6/6 観賞。 
TOHO西宮にて観賞。

江戸時代。
浮世絵版元で描き続ける絵師 歌麿。彼の描く吉原の女達や歌舞伎役者の絵は評判であった。
版元の重三郎が目に付けた北斎を会わすが「お前の絵には色気を感じられない」と言われる。
また新たに現れた若手絵師の写楽からも「自分の描く絵」に対し言われて模索を苦しむ。
やがて彼は誰も描かなかった「海の波」を描き重三郎を認めさせた。
幕府はますます絵師たちの描く浮世絵に風紀の乱れを感じとりしを強めていく・・・。


当時の版元って今で言うブロマイド的で歌舞伎役者の浮世絵を集める人も多かったみたいで。

ちょっと浮世絵の勉強になりましたね。
写楽の絵に対し北斎は「お前の絵は手の大きさなどデタラメ」と台詞がありましたが、バランスが取れてない=漫画的に描かれている
みたいに日本画の発展が見えて興味深いんですよね。

幕府が「気に入らない絵」は、いわゆる「春絵」ですが、さすがに出ませんでしたが上手くアングルを使い「幕府の取り締まる絵」を判り易くして欲しかったかな❓
観客も大人ばかりだったし・・・😁。

ラストシーンで北斎が絵を描くシーンが迫力あって圧倒されました。
機会があれば「浮世絵の絵画展」に行きたくなりましたね‼️
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