きき

ハニーボーイのききのレビュー・感想・評価

ハニーボーイ(2019年製作の映画)
2.7
シャイアの自伝的作品ってことで気になってた本作。
ノア・ジュプくんが可愛いので観たかったのです。
TSUTAYAでレンタル。

オーティス(ルーカス・ヘッジス)は若手の人気俳優だったが、ドラッグやアルコールなどの問題から事故を起こし、施設へと入所する。
そこでこれまでのことを振り返る。
子役時代、オーティス(ノア・ジュプ)は道化師をしていた父親(シャイア・ラブーフ)とモーテルに住みながら仕事と学校を往復する生活を送っていた。
両親は離婚しており、感情の起伏が激しい父親の過干渉と放任に振り回されながらも、周囲の人間とか関わることで少しずつ成長していくが…

というお話。

ルーカス・ヘッジスくんも好きなんだよなぁ。
何となくカメレオンなイメージなのに、どっしりした存在感があって。

で、彼が出てるからか、内容も近いからか、どうにも『Mid90s』と似てる雰囲気なのだけど、わたしはそちらの方が好きだったかも。

本作も悪くはない、悪くはないのだけど、どうにも奥深さがないというか、話がぼんやりしちゃってる印象。

そして、何よりも、シャイアは本当にいい俳優さんになったし、もったいない以外の何ものでもない…!

こんな幼少時代を送ってたなんて、正直同情はする。
愛に飢えるだろうし、それをアルコールやドラッグで紛らわすにはうってつけの場所にいたと思う。
でも、問題を起こしすぎているし、本作がきっかけで交際していた(んじゃなかったかな?)FKAツイッグスからDVで訴えられた今じゃ、これを観たからって、仕方ないよね、じゃない。

どうしても本作の場合はシャイアと切り離して考えられなくて、ちょっと心がモヤモヤしてしまったなぁ(´•̥ω•̥`)

FKAツイッグスが可愛かったけど、年齢不詳過ぎた。

父親との素敵な思い出っぽく撮られてるのがタバコとマリファナなんて、胸がきゅーってなるよね。
ノスタルジーに浸るような作品でもなく、正直に言えば、勝手に人の過去を中途半端な気持ちで覗いちゃったような映画。

記録 : 2021年29本目。
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